
映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
余兒『九龍城寨 圍城』を原作にしたアクション映画。黒社会の組織に追われる密入国者の男が逃げ込んだ九龍城砦で繰り広げられる友情と戦いの物語で、鉄格子と配線と細い通路が絡み合う美術が素晴らしい。
狭い空間で戦う様子が面白かったです。
大御所サモ・ハンもバスト・ショットとスタントダブルが多いとはいえ、ちょっとした動作や表情に往年のカンフースターならではの説得力があって嬉しい。
登場する武術描写で最も目立つのは打撃も刃物も通さない無敵の鉄布衫功でしょうが、私はむしろ王九が強烈な剣指を打ち込む場面に興奮しました。
あれは鉄布衫功を攻撃に応用している?
そういえば攻撃の通用しない肉体を持ち甲高く笑う悪役を昔見たな、と思ったら『ドラゴン太極拳』の銀魔王でした。
硬気功じゃなくて太極拳?いや、確かに太極図描いているけれども、うん……どうなのそれ。

